MESSAGE
メッセージ
私たち金沢ぬくもり事業協同組合は、2021年4月に中小企業等協同組合法に基づいて設立された異業種事業協同組合です。外国人技能実習制度を用いた組合員企業の国際化及び技術の継承のお手伝いをしています。
超高齢化社会の日本では、社会基盤を支える良質な人材を確保することが難しい現状があり、技能実習生を受入れ育成することは、企業側にとっては人手不足の解消・事業発展に繋がります。
私自身、経営する会社に外国人技能実習生を受入れ、彼らがひたむきに業務に取組み・技能を身につけようとする姿に接し、家族のように関わってきました。
しかし、技能実習生を単なる安価な労働力とみなし、劣悪な労働環境・人権を無視したかのような取り扱いをする企業が、新聞紙面を賑わすことも多々あります。受入れ企業という立場でできることには限りがあり、このようなニュースを見るたびに忸怩たる想いをしてきました。
そこで、外国人技能実習制度本来の目的である開発途上国等の経済発展を担う「人づくり」、そして、技能実習生と受入れ企業様の「人と人との交流」による国際交流に貢献することができる監理団体を作りたいとの想いを強くし、監理団体の許可を取得しました。
当組合は、ミャンマーからの技能実習生に着目しています。
ミャンマーは総人口に対し若年層の割合が高い国であり、近年国内の情勢から日本で働くことを希望する若者が増加しています。日本語の文法に近いビルマ語を公用語とし、日本文化に興味を持つ親日家が多く、明るくて真面目な人柄のミャンマー人技能実習生は、企業に早く馴染みという特徴があり受入れ企業からも高い評価を受けています。
実習生の多くは帰国後、日本と母国とのビジネスの要を担うようになるでしょう。
また、組合員企業様は東南アジアの青少年を指導する事で、従業員様はじめ組合員企業様全体が活性化され、視野が拡大して海外進出をめざすきっかけにもなります。
私たちの活動を通じて、様々な国の人々が理解を深め、それぞれの夢を実現することに少しでも貢献することができれば素晴らしいと思っています。